常温のすすめ

薬師のコラム
2017年02月01日(水)

夏場の暑い季節や風呂上りなどに冷たいものを飲むのは実に気持ちが良いですよね。だからと言って冷たいものばかりをとっていると、体に不調を訴えてることになりかねません。

 

冷たいものも良いですが、体のことを考えると「常温」のものをおすすめします。
ちなみに常温とは、日本薬局方では、摂氏15℃~25℃、室温1℃~30℃を常温と規定されています。

 

 

常温にした方がいい理由

 

常温にした方がいい理由ですが、常温の水を例にとって見ていきたいと思います。

 

□常温の水のメリット

・冷たい水では溶けない毒素を排出させる

・熱があるときに、体に負担をかけずに体温を下げる効果がある

・体内の酸を減らし、pHバランスを整える

・冷水よりも体温に近い温度のため、臓器に刺激を与えず活性化させる

・デトックス効果などによりダイエット効果が見込める

 

やはり一番のメリットは「体に負担をかけずに飲める」と言うことでしょう。冷たい水は飲むことで体内を冷やし、胃腸の温度を奪って機能低下の原因にもなりえます。また、体が冷えることで深部体温が下がってしまい、睡眠時の妨げにも……。
さらに現代人の冷えの原因は、コンビニ等の冷たい飲料とも言われています。体温が1度下がるだけで、免疫力が30%もダウンしてしまいます。
最近ではコンビニや自販機でも常温の飲み物が置かれているのを見かけるようになりましたね。多くの店で品切れしているのを目にしたことがあります。潜在的な需要としては、結構あったことがうかがえます。

 

常温の水と言うと冷めてしまってぬるいなどのイメージが湧いてしまい、手を取るのに抵抗が生まれる人も中にはいるでしょう。しかし常温であることは悪いことではなく、むしろおすすめすべきことです。

 

よかったら気にかけて常温のものをとるようにしてみてくださいね。